「卓球場に人がいない?」——そんな不思議なサービスが、いまアメリカのZ世代を中心に人気を集めています。話題の正体は、24時間営業・完全無人の卓球場PingPod。なぜ今、無人の卓球場が支持されているのでしょうか。その理由をわかりやすく解説します。
PingPodとは?人がいない卓球場
PingPodは、24時間いつでも使える完全無人の卓球場です。
利用方法はとてもシンプル。
- アプリで予約
- 発行されたコードで入室
- スタッフ不在、カメラで遠隔管理
受付も常駐スタッフもなく、「行きたい時に行って、すぐ帰れる」のが最大の特徴。
料金は40分あたり約15ドル前後と、若者でも使いやすい価格帯です。
なぜZ世代にハマったのか
PingPodがZ世代に刺さった理由は、“自由度の高さ”にあります。
- 服装もルールもゆるい
- 店舗によっては飲み物持ち込みOK、犬同伴OK
- バーやジムのような強制的な雰囲気がない
「何かをしなきゃいけない場所」ではなく、
“どう使ってもいい空間”という点が、Z世代の価値観と相性抜群でした。
人件費ゼロが生むビジネスの強さ
PingPodの強みは、体験だけではありません。
無人化による圧倒的なコスト削減が、事業成長を支えています。
- 人件費ほぼゼロ
- 長時間営業でも固定費が増えない
- 小さな空間で成立する
その結果、2024年時点で年間500万〜1000万ドル規模の収益が見込まれているとされています。
都市部の高い家賃にも対応できる、合理的なモデルです。
卓球だけじゃない?SaaS展開の裏側
PingPodは単なる卓球場ではありません。
子会社「PodPlay」を通じて、無人運営ノウハウとソフトウェアを他施設へ提供するSaaS事業も展開しています。
すでに、
- ピックルボール施設
- スポーツ系複合施設
など、11州・50施設以上で導入が進行中。
将来的には、サッカー・ゴルフシミュレーターなどへの展開も視野に入っています。
日本でも流行る?注意点と可能性
PingPodは現時点では日本未上陸ですが、
- 無人化
- サブスク・アプリ予約
- 若者向けカジュアルスポーツ
という要素は、日本でも相性が良い可能性があります。
一方で、
- 防犯意識
- 騒音・近隣問題
- 無人施設への心理的ハードル
など、日本独自の課題もありそうです。
同様のビジネスモデルとしてチョコザップが挙げられますが、運動ライト層を取り込み市場を席巻した結果、民度の低さによる施設の衛生状況悪化が問題になっていました。
まとめ:
無人卓球場PingPodは、「人がいない」こと自体を価値に変えた新しい娯楽でした。Z世代の自由志向と、無人化による低コスト運営がかみ合い、急成長を遂げています。今後、日本でも似た形のサービスが登場するのか、注目しておきたいトレンドです。