「実家の両親、エアコンは一切使わず灯油ヒーターだけ…」「それって光熱費的にどうなの?」
冬になると、こんな疑問を持つ人も多いはずです。今回は、1日12時間・1部屋使用という条件で、灯油ヒーターとエアコン暖房の光熱費を試算。数字で比べると、意外な結果が見えてきました。

比較条件と前提を整理
今回の比較は、以下の条件を前提にしています。
- 使用時間:1日12時間
- 使用場所:1部屋
- 電気料金目安:31円/kWh
- 灯油価格(全国平均):120.9円/L
また、例として使われた暖房機器の性能は次の通りです。
- 灯油ヒーター
- 消費電力(強燃焼時):約14W
- 灯油消費量:0.064〜0.243L/h
- エアコン暖房
- 消費電力:約820W(0.82kW)
灯油ヒーターの光熱費はいくら?
まずは灯油ヒーターから。
電気代
14W(0.014kW)×12時間×31円
→ 約5円/日
灯油代
0.064〜0.243L/h ×120.9円×12時間
→ 約93〜353円/日
合計
- 1日:約98〜358円
- 30日:約2,940〜10,740円
燃費の良い運転ならかなり安く済みますが、強燃焼が続くと差が大きくなるのが特徴です。
エアコン暖房の光熱費は?
一方、エアコン暖房の場合はシンプル。
0.82kW ×12時間×31円
→ 約305円/日
→ 約9,150円/月(30日換算)
設定温度や外気温によって前後しますが、おおむね月9,000円前後が目安になります。
数字だけでは決められない理由
計算上は、
- 灯油ヒーター:安くなる場合も高くなる場合もある
- エアコン:比較的安定した金額
という結果ですが、実際にはコスト以外の要素も重要です。
灯油ヒーターの特徴
メリット
- 立ち上がりが早く、即暖性が高い
- 停電時でも使える(電池点火式など)
デメリット
- 給油の手間
- 定期的な換気が必須
- 灯油価格の変動リスク
エアコン暖房の特徴
メリット
- 給油不要で手間が少ない
- 空気が比較的クリーン
デメリット
- 寒冷地では霜取り運転で暖房が止まることがある
- 停電時は使えない

結局どっちが向いている?
結論としては、どちらが確実に安いとは言い切れません。
- 灯油が安い地域・短時間でしっかり暖めたい → 灯油ヒーター向き
- 手間を減らしたい・一定温度を保ちたい → エアコン向き
実際には、
「普段はエアコン+寒い日は灯油ヒーター」
といった併用スタイルを選ぶ家庭も多いようです。
けっきょくは寒冷地かそれ以外かで、向き不向きがあることと、
最低気温がどこまで下がるかなど、環境に依るもの。
状況に応じて賢く使い分ける、というのが正解になりますね。
まとめ:
灯油ヒーターは条件次第で光熱費を抑えられる一方、手間や安全面の注意が必要。エアコンはコストが読みやすく、扱いやすいのが強みです。家庭の環境や生活スタイルに合わせて、無理のない暖房方法を選ぶことが大切と言えそうです。