「障害年金って、自分は対象になるの?」「申請が難しそうで手を出せない」——そんな不安を感じている人に向けて、社会保険労務士法人が“実務目線”のチェックリストを公開しました。書類の残し方や事実整理のポイントを事前に確認できる内容で、申請前の備えとして注目されています。

社労士法人が公開した「障害年金チェックリスト」とは

チェックリストを公開したのは、全国障害年金パートナーズ
名称は「障害年金~書類保全・事実整理チェックリスト」で、申請に必要な書類を“手元に残す”ことに焦点を当てています。

具体的には、

  • 医師の診断書
  • 受診状況等証明書
  • 申請時に提出した各種書類の控え

など、後から確認・対応できるように保全するための項目が整理されています。

なぜ「書類を残す」ことが重要なのか

障害年金の申請では、医師の記載内容が結果を左右する場面が少なくありません。
ところが、診察時に「元気そうに振る舞ってしまう」「症状をうまく伝えられない」といった理由で、実態と記載にズレが生じるケースがあるといいます。

さらに、申請後に

  • 不支給となった
  • 不服申し立てを検討したい

となった場合、当時の書類が手元にないと検証が難しいのが現実。チェックリストは、こうした“後戻りできない事態”に備える目的で作られています。

背景にある「記録が残らない」問題

背景には、日本年金機構が医師の判定記録を一部破棄していた問題もあります。
申請者側に控えが残っていない場合、「何を根拠に判断されたのか分からない」という状況に陥りがちです。

同法人は、2,500人以上の申請支援実績の中で、
「申請者が書類を持っていないこと自体が不利になる」
という課題を強く感じてきたとしています。

チェックリストで“次の行動”が変わる

チェックリストを使うことで、

  • 申請前に不足やズレに気づける
  • 診察時に伝えるべき事実を整理できる
  • 結果に納得できない場合の検討材料が残る

といったメリットがあります。
「もらえる・もらえない」を断定するものではありませんが、準備の質を上げるための実用的なツールと言えそうです。

実際の申請時には「具体的に何をしたらいいの?」と複数の情報をチェックすることがほとんどですが、チェックリストとしてまとまっていることで、そういった手間を減らすことができます。

まずは“確認する”ところからでOK

障害年金は制度が複雑で、最初の一歩が重くなりがちです。
ただ、今回のチェックリストは申請を決めていない人でも確認できる内容
「自分に関係あるかもしれない」と感じたら、情報整理から始めるのも一つの選択です。

まとめ:

社労士法人が公開した障害年金チェックリストは、申請の成否以前に“自分を守る準備”を促す内容でした。制度を正しく使うためにも、記録を残す意識は欠かせません。まずはチェック項目を眺めるだけでも、次に取る行動が見えてくるはずです。

投稿者 master